前回までの荒筋

主人公 吉田芳乃38歳が友達に誘われて初めて既婚者飲み会イベントに行く事に
そこに待っていたのは
亭主とは真逆の高収入、顔ログ、高身長を持つ
【はじめ代表】
との出会い
次の土曜日にはランチの約束
吉田芳乃とはじめ代表は自然に距離が縮まっていく

ランチ当日

芳乃は迷っていた
着ていく服が無い

芳乃
「どうしよー、、、悩む⤵︎
よし!後々しんどくなるし
無理しないでいつもの感じで行こう」

12:00待ち合わせの法善寺横丁

先に来ていたはじめ代表

芳乃
「お待たせしました
お誘いありがとうございます
お腹ペコペコです
フグ初めてで楽しみです」

芳乃のはこれまで高級店に行った事がなく
たまに家族や友人と行くのは某ファミレス

はじめ代表
「全然待ってないよ
もし待つ事があったとしても
会えまでの楽しみ増えるだけだから気にしないで
せっかくフグ楽しみにしてくれたのにゴメン
フグ屋の大将から
「今日は良いフグ入らなかったから食わす訳にはいかねー」
と連絡が来たから今日はフレンチにしたよ
じゃー行こうか
その前にフレンチレストランに合う服を買わないとね」

芳乃
「ごめんなさい
今日私、、、服を買えるだけのお金持って来てません」

はじめ代表
「僕が芳乃さんへ初デート記念として服プレゼントするね
こんな僕とランチ行ってくれるの芳乃さんだけだし
服持って帰れないならクリーニングして事務所で預かるから
今の服も素敵だけど
ドレスコードした芳乃さんも見てみたいな」

芳乃は凄く嬉しかった
結婚して15年
亭主は結婚記念日や誕生日に無頓着プレゼントをされた事が無い

芳乃
「本当にいいんですか?
ありがとうございます
嬉しいです」

タクシーで心斎橋大丸へ移動

はじめ代表
「芳乃さんはどのブランドが好き?」

芳乃
「私ブランドよく分からないです
はじめ代表さんのお薦めで大丈夫です」

全身をMiu Miuで揃えフレンチレストランへ
後日、買ってもらった服の値段を調べて驚愕した事は言うまでも無い

はじめ代表
「今から行くコント ワールクナイ ヒーは北新地にある会員制美食秘密倶楽部
主幹 海原雄山(うなばら ゆうさん)先生の店なんだ
知ってるかな?」

芳乃
「知らなかったです」

芳乃は言葉が出なかった
それもそのはず
今の気持ちは楽しみより不安が勝っている

コント ワールクナイ ヒーに到着

都合上食事内容は端折ります

食べ終え

はじめ代表
「お口に合いましたか?」

芳乃
「正直言っていいですか?
緊張で味がよく分からなかったです
こんな高い料理をご馳走して頂いたのにゴメンなさい」

はじめ代表
「じゃー次回は緊張しなくて良い店にしよっか!
次回の店は芳乃さんが決めて
どこでもいいよ」

芳乃
「んー んー
お好み焼きが食べたいです」

はじめ代表
「お好み焼きは俺も好きだよ
じゃー来週の土曜日大丈夫?」

芳乃
「はい
大丈夫です」

はじめ代表からタクシー代を頂き自宅へ
非現実から現実へ

芳乃
「楽しかったなー♪
はじめ代表さん素敵な方だし
早く来週来ないかな」

芳乃はもうすでに
はじめ代表にのめり込んでいた

この時芳乃は
はじめ代表の本当の正体をまだ知らない
忌まわしいあの事件を起こすなど夢にも思っていない

続く

※はじめ代表以外の登場人物や店は架空です